福岡市の住みやすさ!4つの理由

住んでみたい街として挙げられることも多い福岡市。平成27年の国勢調査では、政令都市中で人口増加率1位となりました。
このように人気の高い福岡市ですが、具体的にどのような点で住みやすさが評価されているのでしょうか? じっくり探ってみましょう。

「コンパクトシティ」で暮らしにゆとり

福岡市はコンパクトシティと呼ばれることがあります。コンパクトシティとは、生活上で必要なもの、例えば行政サービスや商業地など、都市機能がコンパクトにまとまっていることを指します。

福岡市は東京に比べると家賃が安いため、職場の近くに部屋を借りることも難しくありません。地下鉄やバスなどの公共交通機関も充実しているので、通勤に不自由はなく、総務省が行った「社会生活基本調査」では、通勤・通学時間(平日の片道換算)が34.5分と、その短さでは7大都市圏の中で1位となっているだけに、通勤時のストレスは少ないと言えるでしょう。

飲食店が立ち並び、ショッピングエリアでもある博多駅周辺や天神周辺も距離が近く、例えば福岡空港から天神駅までは電車で10分ほど。博多から天神までは5分ほどで移動することができます。東京の繁華街である新宿から銀座に移動しようとなると20分はかかってしまいます。
福岡市は街がコンパクトなため移動がしやすく、仕事が終わってからの時間を有効に使うことができます。

さらに、街の中心部から海や山に行くにも近く、車で30分も移動すれば大自然が広がっています。休日にはアクティブに活動できオンとオフを切り替えた生活が可能となるのも、コンパクトシティならではであり、住みやすさのひとつとも言えます。

庶民派グルメが充実!

福岡市を訪れる人の目的ともなっているのが、食べ物がおいしいことです。博多ラーメン、モツ鍋、焼とり、明太子と、どれもが一度食べたら癖になる味でしかもリーズナブルにいただくことができます。

とりわけ福岡のグルメとして有名なのが屋台。全国的にその姿は少なくなりましたが、福岡の屋台は、ソウルや台北市などに並んでアジアの屋台都市10選にも選ばれました。夕方から出始める屋台には人が集い、深夜までにぎわいを見せます。ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか?

大都市圏に比べて安い物価

暮らす上でその土地の物価はとても気になるところです。福岡市の食費と家賃からその相場を考えていきましょう。

平成27年の国勢調査では21大都市中、食料物価の安さで1位を獲得しています。食べ物がおいしいだけではなく安く手に入るなら、これほどありがたいことはありません。目の前の玄界灘から揚がる豊富な地魚も手ごろな価格で街中の店先に並びます。普段から新鮮な魚を購入することができるでしょう。

家賃も安く、東京では1Kで平均7万円強のところ、福岡市では1Kで4~5万円ほど。都市機能を備えていながら、生活費は東京よりもぐんと少なくて済みます。

どこに行くにも便利なアクセス

福岡空港から博多駅までは、地下鉄でわずか5分ほど。東京までの飛行機の運行本数は1時間に3~5本あり、航空会社もANA、JALのほかスカイマークなどの格安航空が競合しています。
重いスーツケースを抱えていくつも電車やバスを乗り継いで移動する東京感覚からすると、その手軽さに驚きます。

市内は、地下鉄の空港線・箱崎線・七隈線が張り巡らされ、どこへ行くにも不便はありません。博多駅から天神までも地下鉄を利用し5分ほどで行けるので、移動がしやすく行動範囲が広がり、毎日の暮らしが充実することは間違いありません。

移動に時間が取られず、食が充実していて物価も安い。山や海といった自然も近いので休日の余暇も充実。このようなことからも、福岡市が住みやすいと言われる理由がうなずけます。