【九州大学の学生向け】一人暮らしの部屋選びのポイント

受験生や引っ越しを考えている在学生、さらにその保護者の人たちにとって、一人暮らし用の部屋選びは重要な課題です。
特に、九州大学はキャンパスが2つあり、学部学科や学年によってキャンパスが異なるため、下記の内容を参考に、計画的に部屋探しをすることをオススメします。
楽しいキャンパスライフを送るために知っておくべき情報と、部屋選びのポイントをご紹介します。

学部ごとのキャンパス

九州大学では、平成17年度から30年度にかけてキャンパス移転計画が進められています。
それに伴い、平成30年10月より「箱崎キャンパス」は「伊都キャンパス」へ移転統合。
現在「箱崎キャンパス」にある文学部・教育学部・法学部・経済学部・農学部・工学部(建築学科のみ)は、すべて「伊都キャンパス」に移ることになりました。

平成30年4月以降に入学する場合、1年次は全学部の学生が「伊都キャンパス」へ通学。
それ以前の入学者は、2年次後期から卒業までは、文学部・教育学部・法学部・経済学部・農学部・工学部(全学科)・理学部が「伊都キャンパス」、芸術工学部が「大橋キャンパス」、医学部・歯学部・薬学部が「病院キャンパス」へそれぞれ通うことになります。

部屋選びのポイント

全学部が1年次に通うことになる「伊都キャンパス」は、筑肥線九大学研都市駅からバスで約13分の位置にあります。

2年次後期以降にキャンパスが変わる学部の人は、「伊都キャンパス」への通学時間と、次に通うことになるキャンパスへの通学時間、さらに遊びやアルバイトなどで都心へ出ることも考えて、それぞれにアクセスしやすい場所で部屋選びをすると良いでしょう。

1年次に「伊都キャンパス」の周辺で初期費用と家賃の安い物件を探して費用を抑えておくと、残りの3年間を過ごす次の部屋選びに余裕が出て安心です。

九州大学周辺(伊都キャンパス)の特徴とオススメ

学校徒歩圏内

伊都キャンパスの徒歩圏内にはたくさんの物件があります。歩いて通学できるのは大きな魅力ですが、周辺には店などが少なく買い物をするときなどに多少の不便さを感じるかもしれません。また、築浅物件が多いため、家賃相場はだいたい4万5,000円くらいと高めになっています。

学校自転車圏内

電車での最寄り駅となる筑肥線九大学研都市駅、一駅先の周船寺駅は、自転車でも伊都キャンパスに通えるエリアとして人気があります。九大学研都市駅の周辺は築浅マンションが多く、設備が整っている分、家賃は高め。
一方、周船寺駅周辺は昔ながらのマンションやアパートもあり、比較的価格が抑えられている物件を探すことも可能です。
ちなみにキャンパスは山の上にあるため、どちらの駅からも通学路は坂道。通学する前に、一度自転車で走ってみることをおすすめします。

交通機関/原付

公共の交通機関や原動機付自転車を利用する人には、西エリア一番の中心街である姪浜駅や西新駅近辺はいかがでしょう。お店もたくさんあるのでバイトや遊びを充実させたい人にはオススメの地域です。
特に電車の場合、筑肥線の始発駅であり本数も多いため、通学がラクチンな上、バスで通うこともできます。
また、箱崎キャンパスに通学する人は空港沿いの物件もオススメですが、姪浜駅や西新駅周辺は乗り換えせずに地下鉄空港線1本で箱崎キャンパスに行けるので、利便性はとても高いと言えます。
家賃は相場よりも少し高めの物件が多くなります。

部屋を探すタイミング

部屋を探すタイミングは、現状では合格前、さらには受験する前から部屋探しを始める人も多いのだとか。早い人になるとオープンキャンパスが開催される8月頃から探し始めるというのですから驚きです。

受験前に部屋を探すことのメリットには、やはり時間に余裕を持って物件選びができることでしょう。
さらに、人気の高い部屋は早いもの勝ちになってしまうので、合格が決まってすぐに問い合わせても埋まっている場合があります。

早い時期に部屋を決めた場合、「実際に住む前から家賃を払うのでは?」という心配もあるかと思いますが、合格発表日まで部屋を無料で予約できたり、不合格の場合に無料でキャンセルできたりする不動産会社もあるので、一度探してみると良いでしょう。

では合格後に部屋を探すことのメリットは無いのでしょうか? そんなことはありません。合格前から予約ができる物件には限りがあるので、合格後に部屋探しをする人はそのような制限を気にすることなく、多くの選択肢から物件選びをすることができるのです。

上記のことを押さえておけば、入学直前になって慌てることはありません。あなたのタイミングで、一人暮らしの部屋探しを始めてみてはいかがでしょうか。