初めてのひとり暮らしで部屋を選ぶコツ

進学や就職をきっかけに、親元を離れてひとり暮らしを始めてみようと考えている人も多いでしょう。とは言え、初めてのひとり暮らしにはたくさんの疑問や不安があります。特に部屋選びはその後の新生活を大きく左右する重要なポイントですので、絶対に失敗できません。そこで今回は、初めてのひとり暮らしを検討している人のために、ひとり暮らし用の部屋選びのコツをご紹介していきます。

ひとり暮らしの部屋を選ぶ条件の決め方

ひとり暮らしで部屋を選ぶ際の条件で最も重要なのが費用のこと。家賃は毎月かかるものですから、生活に支障のない範囲で探すことが大切です。目安としては収入の30%ほどと言われていますが、家賃以外にも光熱費や食費などの出費が毎月必要になるため、実際には収入の20%ほどの金額で探すのが理想でしょう。次に、毎日の通勤通学のことを考えて、最寄り駅からの距離も気にしたいところです。特に女性の場合には距離だけでなく、通勤や通学時間帯の人通りや明るさといった治安の面、建物のセキュリティにも気を配る必要があります。利便性、安全性などどの部分を自分が優先するのか、希望する条件を順番に紙に書き出してみるのもオススメです。

アパートかマンションか

ひとり暮らしの人のための賃貸物件というと、アパートかマンションから選ぶのが一般的です。それぞれにどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。

マンション

マンションは多くが鉄筋コンクリート造ですので、木造のアパートなどと比べて防音性や気密性が高いため、ほかの部屋の足音や外の騒音が聞こえにくく、冷暖房の効きが良いというメリットがあります。また、マンションのエントランスがオートロックになっていたり、高層階もあるため、防犯面でも安心できるということも、女性のひとり暮らしの場合には大きな魅力でしょう。ただし設備面で充実している分、アパートより家賃が割高になってしまうというデメリットもあります。物件によっては家賃とは別に共益費(管理費とも)が必要になるケースもあるので、事前に確認が必要です。

アパート

アパートのメリットはやはりマンションと比べて家賃が安いという点です。近ごろではデザイン性の高いアパートや広々とした間取りを設けているアパートも多く、暮らし方の面ではアパートのほうがゆったりと暮らせることもあります。その一方で、一般的なアパートは階層が低いため、外から見えたり侵入が容易だったりと防犯面での不安が残るというデメリットもあります。木造アパートの場合、鉄筋コンクリート造より壁が薄いため、隣や上の階の生活音が気になってしまうことも。

ひとり暮らしの部屋探しをする時期

理想的な物件に出会うためには、選択肢が多い時期に部屋探しをすることが大切です。3月や9月は引っ越しが多く、単身者向けの空き物件が多く出る時期ですので、いろいろな物件を見てじっくり気に入ったものを探すことができます。逆に、引っ越しシーズンが落ち着いたシーズンオフの時期には、不動産会社も比較的忙しさが落ち着いているため、家賃などの条件交渉に応じてくれる可能性もあります。理想の物件を探すために多くの物件を見たい人は選択肢の多い3月や9月ごろ、家賃交渉なども視野に入れてじっくりと探したい人は、それ以外の時期で探してみてください。

ライフスタイルを想像しておく

ひとり暮らしの部屋を探す際には、実際のライフスタイルを想像しておくことも大切でしょう。どれくらいの期間住む予定でいるのか、仕事や学校以外にどのくらいの時間をその部屋で過ごすのか、夜型か朝型どちらの生活なのかを具体的に考えておくことで、利便性や安全性など優先すべき条件も変わってくるからです。

上記の内容を参考にして、初めてのひとり暮らしをする自分にぴったりの部屋を探してみましょう。ひとり暮らしをご検討の際には、ぜひ一度お気軽にご相談ください。